stage3 魔竜に乗れ早朝の森の中でジョギングしている男性。そこに鞭を持ったハイゾビルが出現、鞭の合図で男性の足元から冥獣の口みたいなのが出現し、男性はそれに捕らえられてしまいます。 ポリポリ音がしています。 何故か被害者の履いていた靴のみ吐き出します。 「あの森でまた人が行方不明になったんですって」 「また?これで何件目?」 「噂なんだけど、あの森、化け物が住んでるんですって」 スーパーで買い物をしている麗は、他の買い物客が森での行方不明事件の噂をしているのを耳にします。 帰宅し魔法部屋に入った麗はエプロンをしてモップ等を持った蒔人にぶつかります。 「おう、麗。はい、これ」 「何やってんの?」 「大掃除」 「はぁ??」 「母さんが使ってた魔法部屋だ。まだまだ秘密が隠されている。それを調べるのも兼ねてな。母さんの意志を継いで、魔法戦隊としてしっかり戦うために…」 蒔人は持っていたバケツを麗に渡して大掃除に参加するよう言います。 蒔人達は魔法部屋に隠された秘密を調べるのも兼ねて掃除していたようです。 「お兄ちゃん、張り切ってるね」 「いつものことじゃな~い。でも今日は特に張り切ってるね。急にあんなこと言い出してさ。あっ、麗ちゃん、ちょっとそこのドア開けてみて」 「うん」 既に色々発見があるらしく芳香に促されてドアを開けてみる麗。 何故かドアの向こうが海になっていて海水が掛かったりします。 「そのドア開けるたびに変な所に繋がってるのさっきは暑かった」 芳香によれば、毎回違う場所に繋がっているドアらしく、芳香が開けた時は暑かったそうです。 翼はヘッドホンを装着しながら、鏡の前で髪のセットをしています。 「おーい、翼、そこが終わったらこっちを手伝ってくれ」 「ん?」 鏡に映った自分にヘッドホンを取るように動作で教えられますが、理解できません。 「こら、翼。聞いてんのか!!サボってんじゃないぞ」 ヘッドホンを取られ、大声で蒔人に耳元で叫ばれます。 「はいはい。相変わらず人使いが荒いんだからよ、兄貴は。笑うなって」 翼は鏡の中の自分に笑われています。 「何だ、これ?」 掃除に参加している魁は、変な動きを見せる鉢植えの草が気になり、引き抜いて見ています。 魁に引き抜かれた草は超音波のような悲鳴を上げ、ヘッドフォンをしていた翼以外は悲鳴を上げてダウン。 「えっ!?どうしたの、皆?」 「失礼したでございますです。僕ちん、引き抜かれると悲しくて悲鳴をあげるんでござりますです。それを聞いてしまった者は普通、生きてはいられないのでござりますですが、流石マジレンジャーの皆々様」 復活したマジレンジャー達に悲鳴を上げたお詫びをしているマンドラ坊や。 普通は悲鳴を聞いたら死ぬそうですが、死んでいない彼らを誉めたりしています。 「流石?じゃねえ、つうかお前誰だ?」 「僕ちん、マンドラ坊やでござりますです。僕ちん、皆々様のお母様には随分とお世話になったのでござりますです。もしもの時には皆々様にマジトピアのことを色々教えて差し上げるよう申し付かったでござりますです」 「じゃあ何でもっと早く声かけなかったんだよ」 「僕ちん、気まぐれなんでござりますです」 マンドラ坊やは深雪が飼っていたらしく、もしもの場合は「マジトピア」について子供達に教えるように依頼していたそうです。 「で、マジトピアの何を教えてくれるんだ?」 マンドラ坊やは歌でマジトピアの伝説の魔法使いの話をマジレンジャーに伝えます。 伝説の魔法使いも5人組で、マジレンジャーと同じ色を割り振られているようです。 「マジトピアを築いた伝説の5人の魔法使いを称えた歌でござりますです」 そして「赤の魔法使いは先陣切って突っ走る」と聞いた魁は大喜び。 逆に蒔人は緑の魔法使いが最後に控えているだけで活躍していない様子だったので納得いかなそうです。 「ずるいぞ、魁。何で長男の兄ちゃんが最後で末っ子のお前が先頭なんだよ」 「知らねえよ、俺が決めたんじゃねえもん」 「こういう時はまず兄ちゃんからだろ」 「蒔人兄ちゃんはさ・い・ご。ビリ、ドンケツ~」 「ドンケツ?」 「あれだ、マジレンジャーの隊長は俺ってことだな」 「ちょっと待て。兄ちゃんは長男としてだな、父さんと母さんの代わりになって皆を引っ張っていくという責任というものがあるんだ」 そんな中、マージフォンに敵の出現反応が出た為出動です。 変な気合を見せる蒔人より魁の号令に合わせて動くマジレンジャー。 森で冥獣に襲われそうになっている子供を救出する蒔人。 そしてハイゾビルも現れたのでそちらに向かおうとする蒔人ですが、前方を魁に塞がれて 変身の号令を魁にやられてしまいます。 しかし変身ポーズはセンターを取る蒔人。 「あの、ごっついのがボスだ」 「見りゃ、分かるよ」 「いいか?あのボスは兄ちゃんが倒す」 ハイゾビルは自分が倒すと宣言する蒔人ですが、魁は聞かずにハイゾビルに一直線。 「兄ちゃんの言う事を聞け。お前の敵はあっちだろ」 「兄ちゃんこそ下がってろよ。さ・い・ごに控えし緑色なんだろ」 「な、な、何!?弟のくせに生意気だ!!」 「だぁー!!何だよ」 「何だよじゃねえよ」 「何だよ!?」 「お前こそ何だよ!?」 「押すなよ!!」 ハイゾビルにやられそうになる魁を助ける蒔人ですが、その後に自分の指示を聞かなかったと魁にクレームを出し、また隊長ポジションを争っての喧嘩になってしまいます。 その間にハイゾビルはゾビルを適当に1.5メートルぐらい積み上げて踏み台にし、大ジャンプ。 「魁、お前も肩貸せ」 「何すんだよ!!」 蒔人も真似をして魁を踏み台にジャンプしようとしますが、魁が蒔人を払いのけた為にジャンプは失敗。 ハイゾビルは翼の攻撃によって負傷し、蒔人への攻撃を妨害され引き返していきます。 「あー見失ったぜ、もう!!」 ハイゾビルを追いかけるマジレンジャーですが、見失って変身解除。 「魁!!何で兄ちゃんが言ったとおりにしないんだ」 「何すんだよ。おりゃあ!!」 「やったな、兄ちゃんに向かって、この!!」 そして蒔人と魁の兄弟喧嘩が再発してしまいます。 「どうしよう~、翼ちゃん」 「ほっとけよ、芳姉。アホらし。先に帰ってんぜ」 見限ってとっとと帰る翼、困りながら何も出来ない芳香、子供のフォローに行っていたので最初から不参加の麗。 「兄ちゃん、兄ちゃんって煩いんだよ!!長男だからって偉そうに命令すんな」 結局魁が腹を立てて帰っていったため殴り合いは止みます。 先程逃げ帰っていたハイゾビルは他のハイゾビルに鞭を奪われたり、ブランケンに刺されたりで弱っている奴は処分されるような風土みたいです。 このルールについてはゾビル達でも周知らしいです。 蒔人は家庭菜園を耕しながら長男の自分が皆を引っ張ると、深雪に誓ったののに回りが付いて来ないと嘆いています。 非常に深く掘り起こしています。 力みすぎた蒔人、鍬が土に引っ掛かってしまい、抜こうとしたら刃の部分が土の中に残されて 柄だけ引っこ抜けて尻餅をついてしまいます。 そこに芳香がざる一杯の苺を勧めにやって来ます。 「あ~ん。この苺甘~い」 「まあな。去年は失敗したけど、今年は土変えたからな」 「ふ~ん。土でそんなに変わるんだ?」 「変わるさ、畑の土が良くなきゃ、美味しい苺はできないんだ。何たって苺はわがままだからな。兄ちゃんが手をかけて育ててやんないと、ちゃんと赤くならないんだ」 「ふ~ん、何か魁ちゃんみたいだね」 勝手に菜園から苺を摘んで来た芳香を怒りたくなる蒔人ですが、芳香が苺の味を誉めるので態度が軟化、苺栽培の講釈とか得意げにスタートします。 蒔人は苺の話をしながら、自分は苺を育てる為の畑ポジションだと思い始めます。 「そうか…あいつはわがままな苺なんだ。そして真っ赤に育てるのが畑の役目、兄ちゃんとしての俺の役目」 変に吹っ切れた蒔人は苺を凄い勢いで食べ始めます。 蒔人や芳香マージフォンに敵の反応があり現場に移動。 現場では魁が敵の攻撃を食らいそうになっていましたが、蒔人の助けが入ります。 「お前は真っ赤な苺だ、そして兄ちゃんは畑だー!!」 謎の台詞を吐き、蒔人歌いながらゾビル達を倒し始めます。 そして敵もちょっと蒔人がヤバイと思ったのか、今度はゾビルが自発的に組体操をを開始しハイゾビルの踏み台になります。 蒔人も魁に踏み台にしろと命令、魁をハイゾビルと戦わせます。 「出来の悪い弟を一人前の苺にする為に大地に徹する、それって勇気だよね」。 そしてまとまり感がアップしたマジレンジャー、魁が魔法で空中ブランコを出して皆で順にそれにぶら下がりながら敵を攻撃。 ハイゾビルをブランコ攻撃で倒した途端、冥獣の方が暴れ始めます。 操っていたハイゾビルが居なくなったので暴れ始めたそうです。 その時魁以外のマージフォンに新しい呪文が表示されます。 マジレンジャー達は巨大化し、魁以外は合体してマジドラゴンになります。 魁はマジドラゴンを見て喜んでいます。 魁はマジドラゴンに乗りながら怪物を斬ったり、マジドラゴンが口から吐き出した火球を更に蹴飛ばしたりして冥獣を攻撃、マジレンジャーは勝利します。 スーパーで買い物をしている麗。 そこでは買い物客らが化け物を魔法使いが退治したという噂をしていました。 「で、結局マジレンジャーの隊長は誰になったのでござりますですか?」 「そりゃあ、やっぱ俺っしょ」 「ちょっと待て、兄ちゃんは認めないぞ」 「だって、俺が苺だって言ったじゃんか」 「苺は苺であって、隊長ではない」 「いいじゃん、苺は食えるんだぜ」 魔法部屋ではマンドラ坊やが誰が隊長になったのか聞いてきた為、魁と蒔人がまた言い争い気味に。 蒔人は自分が隊長とは言わなくなりましたが、魁が隊長になるのは認められないようです。 「アホらし…」 「ねえ、皆聞いて。私ずっと考えてたんだけど私達の魔法もっと皆の役に立てられないかな?」 そこに帰宅して来た麗、自分達の魔法をもっと人を助ける役に立てたいと言い出します。 「インフェルシアはもっと悪い事件を起こすはず。でも少しでも被害者を減らし、皆を守りたいの」 それを聞いたマンドラ坊やは「魔法110番」というシステムを紹介。 壁に掛かっているメメの鏡で被害にあっている街の人の声を聞くのだそうです。 「どう?隊長?」 魁と蒔人を見ながら聞く芳香。 魁も蒔人に意見を聞いてみます。 蒔人の賛同を得たので、妖怪ポスト魔法110番の運用が開始される事になりました。 stage3完 次回に続きます。 ジャンル別一覧
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